2013.08.28
こんにちはレッツ倶楽部立会川です。
今回は認知症についてお伝えいたします。
認知症は記憶能力の低下などが徐々に進行していくもので、社会の高齢化に
伴い患者数が増加しています。
認知症の大きな要因は加齢で、アルツハイマー病や脳卒中などの病気が関わる
ことで発症します。
予防は難しいと思われがちですが、近年、認知症は生活習慣の改善で予防でき
る可能性があることがわかってきています。特に、運動の継続による効果が期待
されています。
運動の強度は「楽」から「ややきつい」と感じられる程度が目安です。
楽しみながら行うと脳が活性化するため、認知症予防の効果がさらに上がる
ことが期待できます。(レッツ倶楽部で実施しているパワリハもこの中に入ります)
では、認知症予防の運動について簡単ではありますがご紹介いたします。
◎「体を動かす」と「脳を使う」を同時に行う運動 1日10分間×週3回
下記の体を動かす運動と、脳を使う方法を同時に行う。
慣れるまでは動きを止めないことを優先し、ステップ運動の順番を意識しすぎないようにします。
●【体を動かすステップ運動】
1.踏み台の正面に立ち、台の上に右足を乗せる。
2.左足も乗せて台の上に立つ。
3.右足を台から下ろす。
4.そのあと左足も下ろす。
・この一連の動作を1サイクルとして、今度は左足から行う。これをリズムよく繰り返します。
※踏み台に関しては、スポーツ用品店や大型のホームセンター、福祉用品販売店などで購入できます。
家の階段などを利用しても構いませんが、転倒しないよう注意して行いましょう。
※主治医から運動制限を指示されている場合は、運動を行ってよいかどうかを確認する。
●【脳を使う方法】
・足し算や引き算などの計算を行う。
・野菜や果物の名前をあげていく
・2人で行う場合は、しりとりなどを行う
◎歩いて筋力を活性化するモンキーウオーク 1日1分間×週3回
1.両足を肩幅ほどに開き、まっすぐに立つ。
2.背筋を伸ばしたままゆっくりと両ひざを曲げて腰を落とし、両手を組んで前へ伸ばす。
3.この状態のまま、前を見ながらゆっくりと歩く。
※絶対に無理はしないようにしましょう!
慣れないうちは、回数や時間は気にせず、少しずつご自身のペースで行ってください。
これから、増加していく「認知症」。いまのうちにできることからコツコツ始めていきましょう!