2019.01.04
昨年より、レッツ倶楽部桜町でも
歩行や立位の訓練を本格的に取り入れております。
この中で皆様の歩行状態を観察してまいりましたが、
多くの方に共通する特徴として
脚の背面側の筋肉がうまく使えていない方が多いことがあります。
これはレッツ倶楽部桜町の利用者様に限った話ではなく
一般的に知られていることです。
具体的には、太腿の裏側の筋肉であるハムストリングスや
脹脛の筋肉である下腿三頭筋をうまく使って
推進力が得られていないということになります。
レッツ倶楽部桜町ではかかと上げの運動や
脚を後ろに反らせることでこれらの筋肉を鍛える運動を
取り入れています。
しかし筋肉の力をつけるだけではだめで、
歩く時にそれらの筋肉を上手に使う事も不可欠です。
上半身を柔らかく使って腕を振ることも
歩行の安定には欠かせません。
歩き方の欠点を分かりやすくし、
その上で歩き方を調整しながら少しでも良い状態にできるよう
歩行訓練の時には普段よりもかなりゆっくりと歩くように
意識していただいたりもしています。
歩き方は人それぞれ個性がありますので、
矯正するのは簡単なことではありません。
でも少しでもよい歩き方にすることで
楽に歩けるようになったり転びにくくなったりします。
月末に行った職員研修のテーマとして
「歩行」を選びましたので、
私たち職員も勉強したことを活かして
皆様の歩き方の改善を目指してまいります!
一緒に粘り強く取り組んでいきましょう!!