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~レッツ倶楽部おきなわで行なうパワーリハビリについて~

2018.10.04

 「筋肉の研究から生み出された筋トレ「スロトレ」の科学」

 人が出せる筋力の大きさは、筋肉の太さに比例します。そのためスポーツ選手は筋肉を太くしようと筋力トレーニングをします。筋肉は筋線維という線維状の筋細胞の集まりで、筋線維には遅筋と速筋という2種類があります。筋トレで太くなりやすいのは速筋線維ですが、速筋線維を働かせるには大きな力を 出さなくてはいけないので、筋肉を太くするには、最大筋力の6~7割という大きな力を出すトレーニングをしなくてはなりません。そのような運動は若い人には向いていますが、高齢者が健康維持のために行う筋トレとしては、関節や腱にかかる負荷が大きい上、血圧も上がるので、あまり勧められません。そこで、筋力をそれほど出さずに筋肉を太くする方法はないものかという課題が出てきたのです。軽い負荷で効果を上げる 研究の結果考案されたのが、負荷を軽くして効果を上げる筋トレ「軽負荷強度筋力トレーニング」です。最近普及している加圧トレーニングもその一つです。これは、筋肉の付け根をベルトで締めて、筋肉の血流を抑え、筋肉を低酸素状態にすることで筋肉の周りに成長因子などいろいろな物質が出る現象を利用し、少ない力をかける運動で筋肉を太くする方法です。ただし、この方法は専門家の指導下で行わないと危険なため、だれもが家でできる方法ではありません。そこで考えられたのが「スロートレーニング」、略して「スロトレ」です。高齢者でもできる「スロトレ」スロトレは、その名の通り、ゆっくりした動きでスクワットなどをするトレーニングです。筋肉は力を入れると固くなります。このとき、内圧が高まるので血液が筋肉から絞り出されます。ゆっくりした動作で、この状態を維持することで加圧トレーニングをするのと同じような状況になります。その力は最大筋力の3~4割でいいのです。筋肉を研究することで、こうした新しい筋トレ法が開発されました。 この方法で、高齢者でも無理なく筋肉を太くできるようになったのです。  レッツ倶楽部おきなわではこの考え方を基に、6台の医療認定マシーンを利用してもらう際に、個人の現状の負荷の最大値を計測し、3~4割の負荷を設定して、リハビリマシーンを利用してもらいます。計測は定期的に行い、負荷を変更していきます。

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