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中性脂肪15%減 NASAが発見した「耳石」アンチエイジング

2017.01.23

レッツ倶楽部前橋古市でも、椅子から立ったり座ったりする動作は、家での課題で

ご利用者様に行なって頂いています。

下肢筋力を向上させることが目的ですが、耳石が身体機能にこんなに影響していたなんて、

驚きです。記事を読むと座ってなんかいられなくなりますね。



以、記事抜粋です。



 人類は老化を止められるかもしれない。そのメカニズムを発見したのはNASA(米航空宇宙局)。一体、どのようなものなのか。

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 宇宙では地球上よりもはるかに早いスピードで老化が進む。JAXA(宇宙航空研究開発機構)によると、宇宙飛行士の骨密度は、骨粗鬆症患者の10倍早く減少し、骨折や血中に溶け出したカルシウムによる尿路結石のリスクが高くなる。

 また、宇宙ではふくらはぎの筋肉が毎日約1%ずつ細くなるが、この減少量は、地上にいる高齢者の筋萎縮の半年分に相当する。

 急激な老化への対策はNASAの長年の課題だった。そして研究の結果、ついにその原因をつきとめたという。それを踏まえた対策を取れば、老化を遅らせることができる。ポイントは「耳石」だ。

 耳石とは、耳の奥にある極小の粒のこと。耳石が重力で引っ張られて移動すると、人間は体の傾きを感知する。耳石は「三半規管」と並び平衡感覚の基盤となり、「平衡石」とも呼ばれる。

 NASAエイムズ研究所の元研究員で、東邦大学医学部客員教授の三井石根医師が「耳石と老化の関係」を解説する。

「重力のある地上では、姿勢を維持するために腹筋、背筋などの『抗重力筋』が常時働いており、耳石が動いて体の傾きを感知したら、足を一歩前に出して踏ん張るなど、筋肉が反射的に動いて姿勢を維持します。ところが、無重力では耳石が浮いたままで動かないため、骨や筋肉が使われず急速に萎縮して衰えていきます」

 医学博士の村上一裕氏も耳石が動かないことのリスクを指摘する。

「耳石が働かないと骨や筋肉だけでなく、自律神経や心臓の動き、コレステロールの代謝など、人体の様々な部分に影響します。無重力で人体が老化するのは、老化を防ぐ"若返りスイッチ"の耳石が活発に働かないことが大きな要因です」

 ならば、地上でも耳石を刺激すれば老化が防げるはずだそんな考えから最近のNASAが推奨するのは、「ある簡単な動作」だ。

 耳石の働きに注目した『NHKガッテン!』(20161116日放送)では、元NASAライフサイエンス部門の責任者がこう述べた。

30分ごとにただ立ち上がってまた座ってください。あなたが行う必要があるのはそれだけです。驚いたことに、立ち上がる方が歩いた時よりもよい結果が出たのです》

 実際、同番組で日常的に長時間座っている人に「30分に一度立ち上がることを2週間継続する」実験を行うと、中性脂肪15%減・悪玉コレステロール5%減、善玉コレステロール11%増という驚くべき結果が出た。

「『1時間座ったままでいると寿命22分縮む』という研究もあり、座りっぱなしは健康に悪い。座った状態から立ち上がると慣性の法則が働き、耳石が刺激されて体内の各方面に信号が送られる。言わば、各器官に"喝"を入れることでホルモンの分泌や血流なども活性化すると考えられます」(村上氏)

 寿命そのものも大事だが、最近は健康寿命がより重視されている。それを左右するのも耳石になりそうだ。

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