2017.02.24
こんにちは!施設長の坂田です。
久しぶりの更新となりました。
今回は、ひな祭りの食べ物【菱餅】のことを紹介します。
菱餅のカラーの意味
色の組み合わせ方にもいろいろあります。
2色だった菱餅ですが、明治時代に入ると、ここに山梔子(さんしし。クチナシの実のこと)を入れた赤が入って3色になりました。赤は昔から魔除けの色として欠かせない色ですし、おめでたい色や桃の花にも通じます。
※実際の色は「桃色」ですし、「ピンク」「紅」と表現されることもありますが、その成り立ちをふまえ、ここでは「赤」と表記します。
3色の意味にも諸説ありますが、まとめると次のようになります。
●赤......山梔子(クチナシの実)入り/魔除け/解毒作用/桃の花をイメージ
●白......菱の実入り/子孫繁栄、長寿/血圧低下/清浄、純白の雪をイメージ
●緑......蓬入り/厄除け/増血作用/健康、新緑をイメージ
菱餅の色が、雛祭りカラーとして定着!この色があるだけで、華やいで雛祭り気分になります。
このまさに春らしい3色が、菱餅ばかりか雛祭りを彩る色として定着していきました。また、華やかさを求めて黄色などが入る場合もあり、5段7段と豪華な菱餅も多くみられます。
