2016.05.11
5月は菖蒲の花の咲く頃で「菖蒲の節句」ともいわれてきました。
菖蒲は 尚武(しょうぶ)<武をとうとぶ>と 同じ発音なので、江戸時代の
武士は、子ども達が、強くたくましく育つために、5月5日になると、家の中に、よろいかぶと、太刀、太鼓、 それに金太郎や強そうな武者人形を飾りました。いさましい武士になってほしいという気持ちの表れのようです。
それに対抗して武士以外の庶民が、滝を登る本物の鯉のように、男の子が元気に大きくなることを願って「鯉のぼり」を立てたのが始まりで、
「わが家に男の子が生まれました。どうぞお守りください」と天の神様に
伝え、 守っていただく意味があるとも伝えられています。
現在は、かぶとや太刀、太鼓を飾るなど少なくなってきているので、
ベランダに背丈ほどの鯉のぼりを立てるくらいが丁度良いのかも
しれませんね。(^口^)